パッと見あたまにトイプードル

私はかなりのくせ毛である。
雨の日は髪がうねり、髪の毛を結んでいないとまとまらない。

中学生の頃、ゴリゴリのスポーツ少女だった私は部活の先輩に憧れ、ショートカットにしていた。
ショートボブなんてかわいいものではない。デビューしたての内田有紀さんを彷彿とさせるような
しっかりとしたショートカットである。くせ毛なのに。

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悲しいかな憧れていた先輩や内田有紀さんとは毛質が全然違う。
汗をかけば髪の毛がうねり、雨が降れば髪の毛がうねっていた。
一年中うねっていたのである。
うねりを直したいがために髪を濡らして伸ばし、さらにうねらせていた。
もはやどうしたらいいのかわからなかった。

高校生になると、縮毛矯正が流行り始めた。
当時人気だったアイドルグループのメンバーも縮毛矯正したかのようにまっすぐストレートでテレビに出ていた。
今振り返ると不自然なほどまっすぐなストレートヘアだったが、当時はアイドルもそのようなヘアスタイルだったのだ。
くせ毛に悩む私としては大満足だった。

高校を卒業し、アルバイトをするようになると
パーマをかけてみたり、髪を染めたり、髪の毛を傷め続けた。
そもそものくせ毛に髪の毛の傷みが加わり、常にパサパサ。
ツヤもなく、髪の毛が風でなびくなんて夢のまた夢だった。

当時通っていた美容室の美容師さんは私の『こうしたい!』という気持ちに全部YESで応えてくれる美容師さんだった。
プロ目線でのアドバイスなんてくれない。私が素人ながら『こうしたらいいかな』と考えたものに全力で応えてくれる方だった。
ただでさえ傷んでいるところにクセをカモフラージュするためパーマをかけ、
さらにはしゃれっ気で髪も染め、毛量調節のためにカットですかれまくり、
もはや私の髪の毛はボロボロだった。
全然まとまらない。
分かりやすく言うと、頭にくるくるカーリーヘアのトイプードルを乗せているような状態だった。

何でもYESで返してくれる美容師さんに限界を感じ、たまたま新宿で声をかけられた美容師さんに
お願いするようになった。表参道のおしゃれな美容室。
その美容室に行くようになって初めてプロの目線でアドバイスをしていただくことができた。
たとえ客のオーダーでも、髪の毛の状態から考えて施術はお勧めしないとか、私が求めていたプロの声!!
長年傷め続けてもはや私の髪質って本来どんな感じでしたっけ。
信頼できる美容師さんに出会えて良かった。
天使の輪、いつか戻るかな。